芸術の秋でもあり食欲の秋でもあるこの時期、シラスが旬だってことを知っていますか?
もともと、新漁が始まる春の方が注目を浴びているので、春の方が旬と思っている人が多いのではないでしょうか。
でも魚の質的には秋のシーズンが一番良くなってきているとのこと。
私も春とばかり思っていたので、びっくりです。
これから、秋しらすについて詳しくお伝えしたいと思います。
ぜひ、秋の味覚で秋しらすを堪能してみてはいかがでしょうか?
秋しらすと春しらすどう違うの?
シラスは、イワシの子供なのですが、イワシもカタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシと3種類いるのです。
そして、産卵時期もそれぞれの魚によって違って、時期も変わってくるのです。
カタクチイワシは春から秋にかけて長い期間にわたって産卵をするのです。マイワシやウルメイワシは、秋冬から春に向かって産卵するのです。
生まれた卵やシラスがどの海流に乗ってどこに流されていくかも重要になってきます。
だから地域によっても旬が変わってくるのです。
生シラスを茹でて釜揚げシラスにしたとき、春のシラスはふわふわになって、秋はぷりぷりといった食感になっていて多少違います。
カタクチイワシは春と秋に産卵のピークが来るので春と秋の2回、シラスを堪能できるんです。
秋シラスは春シラスに比べると、脂が乗っていて甘みも強いですよ。
鮮度が良ければ良いほど、くせもないので食べやすいですよ。
秋の場合は、水温が下がってくることも影響して身もしまっているのです。
1年の中で実は一番美味しいとされています。
オススメの食べ方は、生しらすと釜上げで
シラスの旬の時はとれたてを生で食べるのがとても良いのです。
この生シラスがなんとも言えない味わいで。
一度食べてしまうと、病みつきになるくらい美味しいのです。
生しらすは一番栄養価も高いんですよ。
生姜を乗せて、醤油をかけてさっといただくのがまたこれが美味しいのです。書きながら食べたくなってしまいました。
ただ生シラスはすぐに傷んでしまうので、とれたてをすぐに食べる必要があります。
シラスってどんな栄養が含まれているの?
シラスってとても栄養があってカルシウムが豊富です。
DHAやEPAも取ることができます。
小鉢1杯しらすを食べれば、1日に必要なカルシウムが取れて、コレステロールも減らしてくれます。さらに、血圧の上昇も抑えてくれて、皮脂量もコントロールしてくれるので肌のテカリも抑えてくれるのです。
体にもとても嬉しいことばかりなのです。
タウリン、トリプトファン、鉄、カリウム、ビタミンB6、ビタミンB12, 葉酸、ビタミンD、ビタミンEなども取ることができるんです。
旬の時にできるだけたくさん食べたいですね。
栄養がたくさん入っているシラスなので、離乳食にも使うことができるんですよ。初めてのお魚として、釜揚げしらすを塩抜きしてあげるのも良いですよ。
旬のシラスのオススメの食べ方は?
秋のシラスを食べ方でおすすめの食べ方は、生でそのまま食べる方法と、釜揚げを食べる方法、それをアレンジして食べる方法と3種類あります。
新鮮なシラスに出会うことができたらまずは生のままに生姜を乗せてお醤油をさっとかけていただくのがとても美味しいですよ。
生シラスを使ってシラスのかき揚げを作ることもできます。
材料:生シラス200g、天ぷら粉100g、お水150ml、みつば、アスパラ2本、油
作り方:
- 生シラスを軽く洗って三つ葉とアスパラを切っておく。
- 天ぷら粉に水を入れて混ぜ、その中に1の材料を入れてさっくりまぜます
- 揚げ油を170度から180度に熱して2をおたまですくって、油の中に入れてください。
- 美味しそうに色がついてあげられていたら完成です。
お塩をさっとふって食べると美味しいですよ。
釜揚げシラスが手に入ったら、シンプルにシラス丼にして食べると美味しいですよ。
どんぶりにご飯を入れて、その上に刻み海苔と鰹節を散らし、その上にシラスをのせて生卵の黄身を乗せネギと大葉、いりごまを散らしたらできあがりです。
お醤油をかけて卵を崩しながら食べると最高ですよ。
熱々のご飯にただ釜揚げシラスをのせて食べるだけでも十分美味しいですよ。
まとめ
秋シラスについてお伝えしました。
意外と知られていない秋シラス。
春と同じように秋にも旬なのです。
秋は特に身がしまっていて脂ものっていて甘くて美味しいのです。
子供から大人まで誰もが大好きなシラス。
栄養もたくさん入っていて、カルシウムも豊富なので
旬の時期には特にたくさん食べてくださいね。