女性にとって、新しい生活を始めるとき、マンションで暮らすことは、あこがれや安全面で、住みたいと思うものです。マンションは家賃も決して安くはないですが、セキュリティ効果を考えれば決して高価な物件とは言えません。
しかし、賃貸マンションで生活をするということは、いろんなルールがあります。例えば、室内を故意(こい)ではなくても傷をつけたり、カギをなくしたり、ゴミ出しのルールであったり。
いちばん困るのが壁紙(かべがみ)のクロスです。知らないうちに、クロスにカビが生えていた。どうしよう、自分で取れるかな、専門業者を呼ぼうか?費用はどれだけかかる?など悩みますね。
でも、ご自分でカビを落とす方法があります。まずはやるべきことをやりましょう。自分でできる『カビを奇麗に落とす方法』をご紹介します。
マンションの壁は一度カビが生えたらもう元には戻らない!?壁紙を張り替えずに奇麗にするには?
カビが喜ぶ環境(かんきょう)は湿気や結露(けつろ)です。梅雨(つゆ)の時期、湿気が多い場所や、冬は暖房するため室内と室外での温度差が出て結露が起こりカビの発生の原因です。
窓際(まどぎわ)にいっぱい水滴がたまり、放置していると、これがカビを発生させます。壁のクロス表面だけなら、結露によりカビが生えてきますが奇麗にできます。
表面をきれいにしても再び生えてくる場合は、クロスの内側など見えない部分でカビが生きている可能性があると判断します。早めに湿気を取り除くことを心掛けるようにしましょう。
カビを奇麗にする方法とは?
カビには、お酢と重曹(じゅうそう)で効果があるとされています。壁紙の表面にカビが発生しだしたらすぐに掃除道具を準備します。そして、カビの汚れを落とします。
お掃除道具とは
カビが生えたら、『お酢、重曹、水、霧吹き、バケツ』を準備します。
カビの落とし方は4つの手順で奇麗にふき取ります。
- お酢を2倍の水に薄めたものを準備する。
この水で雑巾がけをして、発生したカビをふき取ります。
- 重曹水を作ってスプレー容器(霧吹き)に入れ準備する。
水1000mlに重曹小さじ1杯を溶かし重曹水を作りスプレー容器に入れます。
- お酢を薄めた水の雑巾(ぞうきん)で、カビの生えた場所を拭き取ります。
水拭きです。余(あま)すこともなく奇麗にカビを拭き取ります。
- ふき取った場所に重曹水(じゅうそうすい)を吹きかけ少し時間をおく。
時間をおく理由は、カビの温床(おんしょう)になる汚れを落とすことでカビの再発生を防ぎます。
5.ふたたび水拭きをしっかりしてから乾拭(からぶき)をします。
少し時間をおいてからしっかり水拭きをして重曹水を奇麗にふき取り、最後に乾拭きをして水分を取り除きます。
お酢にはカビを除去する効果があるといわれています。掃除用具を事前に準備し、手順に沿ってカビを奇麗にふき取ります。
さらに期待できるのは次亜塩素酸(じあえんそさん)
カビに有効なのは次亜塩素酸です。次亜塩素酸ナトリウム水溶液(すいようえき)の80倍という除菌力(じょきんりょく)があります。これは、大人から赤ちゃんまで使用できる安全なものです。
かなり頑固(がんこ)なカビが発生する場所でも原液(げんえき)を広めに吹きかけて1時間ほど放置して拭き取ります。カビが残っている場合もう一度、繰り返して奇麗に拭き取ります。
業者に頼むと1万円ほどかかりますよ。(取り換え部分の広さと、業者によって価格は違います)自分でやってみてきれいにならない場合や、汚れがしみ込んでいる場合いは業者に依頼したほうがいい場合もあります。
なんとかしたいあなたのために!試してみるべきマンションの壁紙のカビ取り対策
壁にカビが発生する原因は湿気や結露です。この湿気や結露をとるには、除湿剤(じょしつざい)を用意して、押し入れやクローゼット、げた箱や部屋の隅(すみ)に除湿剤を置いておくことで湿気をとる方法があります。
しかし、除湿剤に水がいっぱいになり、除湿剤では間に合わない場合は、除湿機(じょしつき)などで空気中の水分を調整するといいです。この除湿機は、洗濯物の部屋干しにも効果もあり、梅雨の時期などはとても役に立ちます。
除湿機の機能と選び方
除湿機には3種類の機能があります。時期やカビの発生原因や、部屋の環境や価格などを考にして選びます。
1.コンプレッサー式
湿った空気を冷やし、湿気を水滴にして取り除く方法。
夏場には有効だが、冬場は除湿力がおちる。
2.デシカント式
乾燥剤を使ってフィルターに水分を吸わせ湿気を除去する方法です。
水分はヒーターで暖められ熱交換器内で水滴にします。
冬に強く、1年を通じて除湿効果が持続しますが、ヒーターを使うので、消費電力が多くなります。
3.ハイブリッド式
コンプレッサー式とデシカント式を融合させた除湿機です。
夏季はコンプレッサー方式を使い、冬季はデシカント方式で湿気を取り除きます。一年中使えますが、やや、サイズが大きくなります。人気のある除湿機です
それでも、湿気が気になるときは、サーキュレーターで室内の空気を循環させることです。カビの生える場所に風を送り込んで空気を循環させます。
まとめ
自分でできるカビを奇麗におとす方法と掃除の手順を、ご紹介しましたが、お役に立ちましたか。一度試して、カビを拭き取り奇麗にしてください。
壁紙を張り替えるのにお金がかかります。その前に、ご自身でカビを奇麗にとりのぞきましょう。その結果がダメならば管理会社に報告するのも一つの手段です。
部屋の中に湿気がたまって、カビの発生しやすい環境にしないことが大切です。例えば、換気をしない、結露を放置したままにする、水拭きはしたがそのまま放置する、加湿器を稼働したままにしておくなどです。
ご自身の生活で、カビの生えやすい環境を作ってしまっては、自己負担です。
賃貸マンションでの生活にはルールがあります。自分で『できることやするべきこと』をする。まずはここからはじめて、楽しいマンション生活を過ごしましょう。