コロナによる自粛生活でお弁当を作る機会が増えましたよね。
ここでひとつ心配事が。
「食中毒」
最近は、夏の異常な暑さ。
それ以外の季節も、とつぜん気温が上がったりして暑くなったりします。
そうなると我が子に持たせたお弁当が心配になりますね。
今回はお弁当の食中毒対策についてご紹介していきます。
お弁当の食中毒で気をつけなければいけないことベスト5
- 作る前によく手を洗う、手に傷がある時は手袋などを使う
手に傷がある場合、その傷に黄色ブドウ球菌が着いています。
これは、食中毒の原因のひとつです。
傷がある手で食材に触ると、その菌がお弁当の中で増殖してしまいます。
- お弁当箱をよく洗う
「よく洗ってるよ!」と思いますが、パッキン外していますか?
お弁当箱の角のあたり洗い残しがありませんか?
使う前はよく洗い、よく乾燥させてください。
すぐ使用したい場合は、キッチンペーパーやキレイな布巾で拭きましょう。
水分は菌が増える大きな原因です。
- カップはなるべく使い捨て
シリコンカップは再利用できるので、便利ですが、子供のお弁当箱ってそんなに大きくないですよね?
そうなると、小さいシリコンカップを使うことが多いかと思います。
小さいものだと、どうしても洗い残しができてしまって菌が残りやすいです。
夏や梅雨の時期だけでも使い捨てを使用することをおすすめします。
- 食材はよく洗う。生肉は洗わない
いろどりにレタスやトマトなどを入れる場合も多いかと思います。
野菜にも汚れや菌がついている可能性がありますので、よく洗ってください。
水分を拭き取るのを忘れずに!
生肉は洗わないことがベストです。
どうしても洗うという場合には、周りに何も置いてはいけません。
また、洗ったあとのシンクなどはよく洗ってください。
以前、鶏肉を洗った時の水しぶきが原因で集団食中毒が起きています。
- よく加熱する
前の日の夕飯の残りを入れることもあるかと思います。
その時は、よく再加熱してください。
1度しっかり加熱することでだいたいの菌はやっつけることが出来ます。
よくお弁当の上に乗っている透明フィルムはなんの意味があるの?
筆者もよく100均のお弁当コーナーで見かけるのですが、抗菌と書いてあるんですよね。
「このペラペラにそんな効果があるの?」
と半信半疑でいつも買うのを後回しにしてしまっていました。
これ、入れた方がいいんです!
このフィルムには、わさびやからしに含まれる成分が塗られています。
「わさびを置くとカビが生えない。」なんて、昔聞いたことありませんか?
これ迷信じゃないんですね。
わさびやカラシに含まれる「アリルイソチオシアネート」という成分は抗菌、防カビ、鮮度保持に効果があります。
そして、もうひとつ銀イオンを使用したフィルム。
わさび成分のものは、稀に、ほんとうに稀にですが、わさびの匂いがついてしまうなんてことも。
大人ならあまり気にしませんが、子どもはそうはいかないですよね。
こちらの銀イオンは無味無臭なのでオススメです。
しかし、わさびの方はお弁当箱のなかで、揮発(成分が充満)するのに対して、銀イオンは触れているところにのみ効果を発揮します。
お弁当全体をしっかりカバーしないと一部に効果が発揮されないので注意が必要です。
お弁当に入れないほうがいい食材
- ポテトサラダ・・・じゃがいもがいたみやすい食材であることと、工程が多いことで、菌が混入しやすいんですね。
- チャーハンや炊き込みご飯など・・・味が着いたごはんは、タンパク質、油分、野菜(水分)など色々なものが入っていますよね。
そのぶん、様々な菌が繁殖しやすい環境となってしまいます。 - 炒め物や煮物・・・水分がおおいので菌が繁殖しやすいということと、煮物はどうしても 根菜を入れることが多いです。(にんじん、じゃがいもなど。)
痛みやすい食材を多く使ってしまうことになります。 - 卵・・・半熟などは危険です。
サルモネラ菌などが付着しやすいのでしっかり中まで火を通しましょう。 - 練り物・・・火を通さず入れてしまうことが多いので菌が繁殖しやすくなってしまいます。(キャラクターかまぼこなど。)
こちらは絶対に入れてはダメということではありません。
しっかり対策(手洗いや消毒)をして、持ち運ぶ際は、保冷剤、保冷バッグを使用することが大切です。
お弁当に入れた方がいいもの
- カレー粉・・・カレー粉に含まれるターメリックに防腐効果がある成分が入っている為。
- 梅干し・・・殺菌・抗菌効果があり、胃腸の働きも助けてくれる。
- 酢・・・米2合に大さじ1ほどの酢を炊く時に入れる。菌が繁殖しにくいご飯に。
まとめ
コロナの第2派がくれば、再び休校や休業で、お弁当を作る機会も増えるかと思います。
コロナに気をつけているのに食中毒になってしまっては大変。
痛みにくい食材や、菌を増やさない方法を上手に使って、安心で美味しいお弁当が作れるといいですね。