よく見かける機能性栄養食品ってなに?効果がありそうだけど審査や基準はあるの?

スポンサーリンク

コロナによる自粛が進む中、「コロナ太り」という言葉が出てきました。
そしてその影響で「トクホ」や「機能性表示食品」である食べ物、飲み物、サプリなどが売れているようです。
「トクホ」はよくCMなどで聞きますよね。
では、機能性栄養食品って?トクホと同じなの?

ずばり、トクホと機能性表示食品は別物です。

そして
ダイエットや健康増進に効果がある!?
これは微妙です・・・。
バッサリ言ってしまえば「気休め」です。
今回はそんな機能性表示食品についてまとめてみました。

スポンサーリンク

トクホ(特定保健用食品)と機能性表示食品違い

上記にも出できた「トクホ」、正式名称は「特定保健用食品」。
今回の主役、機能性栄養食品とはちょっと違います。
トクホは消費者庁の審査を受けたもの。
日本で唯一制度化されている保険機能食品の1つです。(保険機能食品にはもうひとつ栄養機能食品があります。)
その有効性や安全性を消費者庁が個別に調査します。
それに合格したもののみが「特定のマーク」と「機能」の表示が許されます。
よく見る「バンザーイ!背伸び!」の形の黒い人のマークですね。
見たことがあると思います。

機能性食品は2015年に機能を表示できる食品として、ここに新たに加わりました。
国の成長戦略の一環として取り入れられたんですね。
「企業側の責任において科学的根拠に基づき機能性を表示したもの」を消費者庁に届け出として出します。
要するに機能性食品は届け出を出すだけなので、消費者庁の審査を受けていません。
トクホと機能性食品の違いは、消費者庁の「審査を受けた」ものか「届出を出した」の違いです。

機能性表示食品のカラクリ!

筆者は飲料やサプリなどに書いてあるのを発見すると、そちらを優先的に選んでしまいます。
理由は「なんとなーく。健康にいいのか。効くのかな?」と。
しかし、実際に何がどういいのかなど分からず・・・。
そもそも機能性食品とは、上記にもありますが審査を受けていないんです。
でも、「効果があるようなこと書いてあるじゃない」と思いますよね。

スポンサードリンク

これは届出を出すのが企業側であることにカラクリがあります。

ニュースなどで
「ダイエット効果があるとうたった商品を高額で販売した疑いで逮捕されました・・・」
「〇〇は内臓脂肪燃焼効果があるなどの過剰広告で指導を受けました・・・」などと耳にしたことありませんか?
2017年にも大手メーカーを含む16社が機能性食品の過剰広告、効果が不確実などの理由で行政処分されました。
消費者庁でなく企業側が調査するとなると、売りたい企業側の調査は、企業にとって、都合がいいものになってしまいます。
そしてこれを私たちが信じて、その他のものより優先的に買ってしまうんですね。
しかし、このように都合のいい調査で販売してしまうと時々ニュースで取り上げられてしまうんですね。

機能性食品のいろいろ

ではどんなものが機能性食品か。
なんでもあります。
レトルト、甘いもの、辛いもの、飲み物。
それだけ機能性食品は身近にあるんですね。
機能性食品にはトクホのようにマークはありません。
「機能性表示食品」と記載されているだけです。
その機能はどんなものがあるのか。
これも実に色々なものがありました。
「疲れの改善」「睡眠の質の向上」「記憶の精度を高める」なかには、
「え?こんな効果食品にある?」と疑問に思うものも。

まとめ

機能性食品は消費者庁の審査やこまかな基準はなく、たびたび効果や広告に関しては問題が起きています。
だから飲んではダメ。
選んではダメということではありません。
ただ、トクホも含めてこれらは全て「食品」であり「薬」ではありません。
あくまで効果は微細なものと納得した上で、「気休め」程度に使用するにはいいかと思います。
いかがでしたか?今回は機能性食品についてまとめてみました

タイトルとURLをコピーしました