お祭りの目的とその由来!!地域を代表する三大祭とは⁉

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夏の風物詩といえば『夏祭り』です。

しかし、日本の祭りには四季があり、祭りの意味や目的があるんです。

そもそもお祭りの目的って何か?そんな疑問を解決すべく、日本のお祭りについてご紹介します。

コロナ禍、落ち着きをみせお祭りを開催される地域も増えてきています。

この記事を参考に、ぜひ日本のお祭りを、ご家族で楽しんでみてください。

2022年に開催される祭りをこちらの記事↓でご紹介しています。

⇒ 2022年開催される夏祭り秋祭り

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お祭りの目的とその由来は

 

お祭りとは、『民を守る神様に、ささげ物をしてお迎えし、

神様と人とのつながりを深めるためにおもてなしをする』ことです。

また、お祝いの場合も、なにかを祈る場合もお祭りと言われています。

では、なぜ祭りをするのか、そのルーツを紐解いていきます。

 

お祭りの起源とは

歴史書に『天の岩戸隠れ』という神話に記されるように、

荒くれものの弟『スサノウノミコト』の手に余る行動に心を痛め

岩戸の中に隠れてしまった太陽神『アマテラスオオミカミ』。

闇が広まり災いの多い世界となってしまい困り果てた

『八百万(やおよろず)の神々』が話し合い、

太陽神を招き出すために岩戸の前で『どんちゃん騒ぎをすると・・・。』

その楽しそうな様子が気になり、誘い出されるように岩戸を

開け出てきた太陽神により、再び明るい世が戻ったというお話。

この『どんちゃん騒ぎ』が祭りの起源とされています。

 

お祭りの目的は稲作がベース

お米を主食とする日本は農耕民族ともいわれています。

作物の豊作を神に願い行われる行事がお祭りのベースとなっているんです。

そして、お祭りには四季があります。

春季:農繁期に入る前の春の祭り

夏季:夏の疫病除けの祭り(農作物の場合も、人の場合も)

秋季:収穫を祝う秋の祭り

冬季:来期の豊作を願う冬の祭り

このように、四季それぞれにあり、現在も受け継がれています。

すなわち、祭りには、自然の神々に『五穀豊穣と健康や安全』を祈ることにあります。

現在では、町おこしやイベントなどの要素が含まれ賑やかに

開催される行事も『祭り』と呼ばれています。

全国で行われるお祭りは、980箇所以上、地元の小さな祭りも加えるとさらに数は増えます。

また、祭りの中でも、その地域や地方毎で三大祭りとして称賛される祭事があります。

 

日本を代表する『三大祭り』とは

日本語(日本)には三でくくる文化があると言われています。

例えば、『三種の神器・御三家・日本三景や、三度目の正直・石の上にも三年』

そのほかにも3でくくる言葉があります。

そのことから、祭りも『三大祭り』でくくられ、観覧される方も多く見られます。

 

日本を代表する三大祭り

日本を代表する都市と言えば『三都』すなわち『江戸(東京)、京(京都)、大坂(大阪)』なので、この三都市の代表する祭りのことをいいます。

□神田祭(かんだまつり:東京都)

□祇園祭(ぎおんまつり:京都府)

□天神祭(てんじんまつり:大阪府)

この三大祭りが一般的ですが、全国各地方の方からすると当然異論があるはずです。

 

なぜ『江戸・京・大坂(大阪)』なのか!?

“大都市で行われてきた歴史あるお祭りを、人々が憧れと称賛の気持ちを込めて

3つにまとめたものなんです”

 

そこで、全国のお祭りを調べてみると、やはり地域や地方で代表とされる

大きな祭りを三大祭りと謳われており、東北三大祭りや江戸三大祭りなど

全国に存在しています。

 

地方で開催される三大祭り

ここからは、『地域・地方』の代表となる三大祭りを紹介します。

 

東北三大祭り

□青森ねぶた祭り

華麗に浮かびあがる「ねぶた」の勇壮な姿と祭り囃子、

そして“ラッセラー”の掛け声が有名な東北最大の祭りです。

□秋田竿灯まつり

たくさんの提灯を吊した竿燈(かんとう)を稲穂に見立てて練り歩き、

五穀豊穣などを願う祭りです。

□仙台七夕まつり

旧暦7月7日の行事、現在の8月に毎年開催される「仙台七夕祭」と言えば、

絢爛豪華な笹飾りで有名ですね。

 

関東三大祭り

□石岡のお祭

茨城県石岡市で毎年9月に開催される常総國總社宮例大祭です。

□佐原の大祭(たいさい)

千葉県香取市佐原で毎年開催される夏祭(八坂神社祇園祭)と

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秋祭(諏訪神社秋祭)を総称して「佐原の大祭」と呼ばれています。

□川越祭

小江戸・川越で毎年10月に開催される「川越祭」は、華やかな山車と祭囃子が

江戸時代の天下祭を再現されています。

 

江戸三大祭り(東京三大祭り)

□神田祭

神田明神で行われる祭礼のことで「神田明神祭」とも呼ばれています。

□山王祭

江戸時代から伝わる行事で、現在は隔年の『子・寅・辰・午・申・戌年』6月中旬に

日枝神社で行われます。

□深川祭

富岡八幡宮で行われる、約370年の歴史を誇る江戸三大祭りの一つです。

 

 

名古屋三大祭り

□天王(てんのう)祭

かつて亀尾天王社と呼ばれた那古野神社(なごやじんじゃ)で開催され、

祭りの名物となっている『赤ふんどし』の担ぎ手による若宮神社まで

重さ1トン近くもある神輿のお渡りが行われます。

□若宮祭

名古屋の総鎮守『若宮八幡社』の約350年の歴史と伝統を誇る祭礼が『若宮』。

江戸時代に作られた4体の“からくり人形”が乗る山車『福禄寿車』が見どころです。

□東照宮祭

毎年4月徳川家康の命日に開催される東照宮祭境内の朱塗りの舞台で

ライトアップされた舞楽を見ることができます。

とても歴史ロマンを感じるお祭りです。

 

京都三大祭り

□祇園祭

1000年以上の歴史を誇る伝統の祭。祭のハイライトである33基の「山鉾巡行」、

そして「神輿渡御」は見ごたえがあります。

□葵祭(賀茂祭)(あおいまつり/かもまつり)

約1500年前に始まったとされる平安時代から、朝廷の最も重要な祭祀として、

上賀茂神社と下鴨神社の例祭、国家的な行事となっています。

□時代祭

平安神宮にて10月に催される祭りです。いろんな時代の衣装をまとった人々の行列を

見ることができます。

京都ではこの三大祭りに加えて『五山送り火(大文字の送り火)』という行事も行われます。

 

大阪三大祭(大阪三大夏祭り)

□天神祭

大阪天満宮の「天神祭」は1000年以上の歴史を感じさせる厳かな神事です。

□愛染祭(あいぜんまつり)

縁結びの神様としても知られる大阪の愛染堂勝鬘院(愛染さん)の夏祭、

愛染娘たちをのせた宝恵駕籠(ほえかご)のパレードが人気です。

□住吉祭

住吉大社の「住吉祭」です。別名「おはらい」と呼ばれ、

大阪中をお清めする祭で大阪三大祭の最後を締めるといわれています。

 

四国三大祭り

□新居浜太鼓祭

約50台の太鼓台(神輿を乗せた山車)が練り歩く祭。

見どころは複数の太鼓台が集まり競い合う「かきくらべ」です。

□よさこい祭

土佐の夏を沸騰させるカーニバルといっても過言ではない。

伝統的な鳴子(なるこ)踊りの他、ロック、サンバなどなど工夫を凝らした踊りも加わり、

踊り手も観客も飽きさせないと話題です。

□阿波踊り

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損そん」は有名な掛け声です。

少なくとも400年以上の歴史があると考えられている徳島で開催される最大の『盆踊り』です。

 

博多三大祭り

□博多どんたく港祭

二日間で200万人もの観客数を数える全国有数のお祭り、どんたく広場(明治通り)での

大規模なパレードでしゃもじを叩いて町を練り歩く姿は有名です。

□博多祇園山笠(はかたぎおんやまがさ)

博多の人々にとって、伝統的に守り伝えられた町内行事。

クライマックスは15日の「追い山笠」で約5キロの工程を疾走する光景は見ごたえあります。

□放生会(ほうじょうや)

博多では“梨も柿も放生会”という言い回しがあります。豊穣を祈り、

山の幸・海の幸に感謝する祭、1000年以上の歴史と、100万を超える参拝者、

500を数える露店が並びます。

 

全国でこれだけのお祭り(祭事)という行事で神々をおもてなしをしているんですね。

全国の神々もきっと願いである五穀豊穣・無病息災に力を注いでくれるのではないでしょうか。

 

まとめ

お祭りの起源は古事記に記される神話がもとになり、行われた行事です。

日本人の主食である米の豊作や民の健康を祈る『五穀豊穣・無病息災』を神に願う行事として

古くから伝えられています。

そんな祭りにも地方や地域でも代表される祭りに三大祭りとして称賛される行事があります。

日本の伝統的なお祭り(祭事)のルーツを知ることで、新たな気持ちでお祭りに

参加してみてはいかがでしょうか。

2022年に開催される夏祭り秋祭りをこちらの記事↓でご紹介しています。

⇒ 2022年に開催される夏祭り秋祭り

 

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