子育てでイライラした経験は、親なら誰しもあると思います。
そんな中でも、特に大変なのが2歳児育児ではないでしょうか。
2歳はイヤイヤ期と言われ、1歳半辺りから始まり、2歳頃にピークを迎えるといわれています。
子供が成長した証ともいわれますが、とにかく「自分の欲求」を相手にぶつけてきます。
第一次反抗期のことですが、とにかく全てのことにイヤイヤ!と言ってくるので手を焼くパパママが多いと思います。
そういう時期なんだと思いながらも、やはり毎日子供にイヤイヤ言われては、こちらもイライラしてしまいますよね…。
本当に大変な2歳児育児、今回はわが家の実体験をもとに、2歳児育児について書かせていただきたいと思います。
子育ての悩み!下の子にいじわるをする兄!
わが家には2歳差の二人の息子がいます。
長男がイヤイヤ期で手を焼いていた2歳の頃、次男が産まれました。
2歳のイヤイヤ期と、赤ちゃん返りが重なった長男は、それはもう手が付けられない状態でした。
なんでもイヤイヤ!といって、こちらの思い通りには動いてくれない長男。
さらには、産まれたばかりの下の子にいじわるまでするようになってしまいました。
出かけるときは、歩きたくないといいだし、ベビーカーにのっている赤ちゃんを無理やり下ろそうとする長男。
赤ちゃんを抱っこして、長男をベビーカーにのせると、今度は自分を抱っこしてほしいと言い出したり。
すやすやお昼寝する赤ちゃんを、わざわざ起こしてみたり。
赤ちゃんが機嫌よく遊んでいるおもちゃを取り上げてみたり。
こんなことが毎日続き、最初は我慢していた私も、だんだん抑えられなくなり、長男に対してストレスがたまるようになっていきました。
「どうして赤ちゃんにそんないじわるするの?!」
「お兄ちゃんでしょ!優しくしなさい!」
そんな風に、何度も長男のことを怒ってしまい、赤ちゃんだった次男のことをいつもかばうようになってしまいました。
でも、私のそんな行動は、長男のわがままをさらに加速させてしまいました。
子育ての悩み!怒ってばかりの自分を反省…
慌ただしい育児の毎日で、ストレスが溜まってしまった私は、いつしか長男のことばかり、怒るようになってしまいました。
しかし、ある時長男が、号泣しながら、
「ママは僕のこと嫌いでしょ」
といったのです。
衝撃的な言葉でした。
そんな風に思わせるほど、私は長男のことを怒っていたのかと、ものすごくショックだったし、猛省しました。
長男の目には、私が次男ばかり可愛がっているように見えていたのでしょう。
僕のことなんてママは嫌いなんだ…そんな風に思ってしまうほど、追い詰めてしまっていました。
今までママと二人きりで甘えて生活していたのに、ある日突然、お兄ちゃんになったんだからしっかりしなさい!と言われても、それはパニックですよね。
そんなことにも気が付かずに、長男ばかり叱っていた自分が情けなくなりました。
イヤイヤ期は、自分の想いをまだうまく伝えきれず、すべて「イヤ!」と言ってしまう時期です。
自分の気持ちが相手にうまく伝わらないもどかしさから、「イヤ!」と言ってしまうんですね。
それに加えて、急に赤ちゃんが産まれ、ママを赤ちゃんにとらえたような気持になり、寂しさでいっぱいになったら、わがままな行動にでてしまうのも無理ありません。
もっともっと長男中心に、生活をするべきでした。
反省した私は、その後はできる限り、長男優先に生活するようにしました。
赤ちゃんだった次男には申し訳ないなという気持ちもありましたが、長男を優先するようになってから、長男の気持ちはだいぶ落ち着くようになりました。
それでも、「イヤイヤ!」と暴れる日はありましたが、そんな時は、長男を思いっきり抱きしめ、「イヤだったんだね」と同調するようにしました。
それだけでも、大暴れしていた長男の気持ちは落ち着くようでした。
きっと、ママに気持ちを分かってもらえたと、安心するのだと思います。
暴れる子供に対して、以前は怒っていた私。
それでは、ますます子供の気持ちにおさまりがつかなくなっていたんですね。
イヤイヤ期の子供にどう接するべきか、正解はないと思います。
でも、子供がわがままを言ったり、泣いて手が付けられない状態になってしまった時は、一度子供のことをぎゅっと抱きしめてみてください。
肌と肌が触れ合うことで、お互いに気持ちを落ち着かせることができます。
怒ってばかりの育児は、お互いにとってマイナスです。
ぜひ、自分の育児を振り返り、見直してみてください。
まとめ
今回は、最も大変といわれる「2歳児育児」について書かせていただきました。
イヤイヤ期真っ盛りの時期は本当に大変でした。
でも、後になって冷静になってみると、あんなに怒る必要はなかったな…成長の過程だったんだなぁと思うことができます。
今、悩んでいる方も、絶対に子供が落ち着く日はきますので、深く悩まず、子供が暴れた時は、やさしく抱きしめてあげてください。