子どもの7歳までのお祝い行事はどれだけあるの お祝い方法は?

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初めて子どもを持つ新米パパ・ママさん、子どもが生まれたらたくさんのお祝い行事が

あることをご存じですか?

そのお祝い行事とは、新一年生になる7歳までに行う事が多く、その後は、

皆さんご存じの大人になる儀式である成人の日(成人式)です。

今回は子どもが生まれてから行うお祝い行事について、いつ行うのか、また、

どんなことをするのかご紹介します。ぜひ参考にして、子供の成長を祝ってあげてください。

 

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子どもが生まれてから7歳までに行うお祝い行事をご紹介!!

「おぎゃー!」と産まれて7日目からすでに『お七夜』という子供のお仕事『伝統行事』が

始まり、そして1歳を迎える『初誕生』を迎えます。

また、生まれ月により順番は異なりますが『初節句』や『初正月』と行事が続くんですね。

では、生まれてから7歳になるまでに行われる行事をご紹介しましょう。

【0歳から7歳までに行われる7つのお祝い行事】

  1. お七夜(おしちや)
  2. お宮参り
  3. お食い初め
  4. 初正月
  5. 初節句
  6. 初誕生
  7. 七五三

ご覧のように、『初誕生』の1歳までに1~6番までの行事が目白押しです。

この世に生を受け、健やかに育つようにと家族が祝う大切な行事です。

順を追って詳しく見ていきましょう。

お七夜(命名式)

生まれ日を1日と数え7日目に行う赤ちゃんの最初の

仕事が『お七夜』です。平安時代から行われている

行事で、昔は生まれてすぐに亡くなる子どもが多く、

名前すらつけられない医療事情がよくなかった時代

だったのです。

皆から、「元気で7日間生きたのだから、もう大丈夫だろう!」と言うことで、

この日を正式に『命名』という名前をつける日になりました。これが『お七夜』の由来です。

■行事の方法

赤ちゃんの枕元に『お頭つきの鯛』をのせたお膳(お祝い膳)と子供の名前と

生まれた日付や両親の名前を書いた『命名書』を添え祝ってあげます。

記念写真を撮って喜びを共有しましょう。

■出席者は!?

パパ・ママとその両親(赤ちゃんにとって祖父母)で祝うことが多いです。

でも「実家が遠くて」と言われる方はご自宅でパパとママで行ってもいいんです。

■一言アドバイス

真っ先に赤ちゃんの体調を考えて行ってください。そして産後のママの体調を

気遣ってください。決して7日目に行わなければならないということではないですよ。

 

お宮参り

お宮参りとは生まれてきた子供が健やかに成長するよう、

氏神様にお守りいただく『加護』のためにお祓いを

して頂く行事の事です。本来は、地元の神社(氏神様)

にお参りするのですが、大きな神社にお参りするご家族

も多くいます。

■行事の方法

お参りする時期は、『男の子では生後31日、女の子は生後32日もしくは33日に行う』

とされていますが、そこまでこだわることではないです。

生後28日から30日前後で、1ヵ月安静にしていたお母さんや1ヵ月検診も済み、

一安心した時期にご家族の都合や日柄の良い日を選ぶといいでしょう。

■お参りの謝礼『初穂料』

神社により異なりますが、ご祈祷を受ける時の謝礼の『初穂料』としてお金を納めます。

一般的に5千円~1万円ですが、事前に調べて準備しておきましょう。

「お気持ち程度」と書かれている場合がありますが、その時は一般的な金額でいいでしょう。

■参加するご家族

主役である赤ちゃん、ご両親、父方の祖父母が基本ですが、双方の祖父母も参加することが

多くみられます。

■一言アドバイス

主役は赤ちゃんです。とっても可愛いお祝い着を着せてあげてください。

また、赤ちゃんの体調やお母さんの体調を優先して祝ってあげましょう。

記念写真も撮ってあげてくださいね。スタジオなどで撮影するのがおすすめです。

 

お食い初め『百日(ももか)の祝い』

生後100日前後に行う行事なので『百日(ももか)の

祝い』とも言われています。子どもが一生食べ物に

困らないようにと願う儀式です。家族で願いを込めて

一緒に『お祝い膳』を囲みます。

■お祝い膳の方法

赤飯、焼き魚、煮物、汁物、香の物に歯固めの石を『食い初め椀』と呼ばれる食器に

盛り付けます。男の子は赤、女の子は黒の塗りものを使うという伝統がありますが、

今では、可愛い食器を揃える親御さんもおられます。

食べさせる順序の決まりや、食べさせる人は最年長者という決まりがありますが、

家族のライフスタイルに合わせて、楽しい思い出のお食い初めにしましょう。

■一言アドバイス

お食い初めといっても、赤ちゃんはまだ100日しかたっていません。

実際には食べさせるわけではなく、儀式として食べるまねをするだけです。

お食い初めは、ママの思いがこもった手作りの祝い膳を作ってあげるのが

最高の思い出になりますが、忙しいパパやママには、専門店やネットでも

購入することも出来ます。

 

初正月

生まれて初めて迎えるお正月です。生まれ月により

行事の順番は異なりますが、実家を離れたご家族は、

帰省して子どもをお披露目し祝ってもらえる

嬉しい日です。

そして、こんな風習もあります。それは、厄除けの意味もある『男の子には破魔矢や破魔弓、

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天神人形を贈り、女の子には羽子板や手毬、人形を贈る』子供の成長を願う伝統の儀式でも

あります。

■一言アドバイス

子どもの初正月は地域性もあるので決まった形はありません。ご家庭に合わせて

お祝いしてあげましょう。飾り物を頂いた場合は、小正月である1月15日まで

飾るといいでしょう。

 

初節句

女の子は3月3日のひな祭り、男の子は5月5日の

子どもの日としてなじみのある伝統行事です。

初節句は終わっても毎年やって来るので、

子ども達は大喜びです。

■女の子の節句

桃の節句ですね。雛人形や桃の花を飾り、縁起物の『ハマグリのお吸い物、菱餅、

ちらし寿司、ひなあられ』などを食べます。

雛人形は、立春(節分の翌日2月4日ごろ)を過ぎたあたりから飾り、3月3日を過ぎれば

すぐに片付けるといわれています。これは、雛人形をしまうのが遅れると

『お嫁にいけない』なんていわれますがまったくの迷信です。

「後片付けが出来ない子は、ちゃんとした大人になれず、お嫁さんにもなれないわよ」

と子供を躾ける言い伝えです。

■男の子の節句

端午の節句(菖蒲(しょうぶ)の節句)といい、邪気を祓ってたくましく育ってほしい

と願いを込めて祝う、江戸時代から続く伝統行事の一つです。身を守るお守りとして

鎧や兜を飾り、健やかな成長を願ってこいのぼりを飾るといわれています。

また、初節句ではちまきを食べ、翌年から家が絶えないように柏餅を食べます。

男の子の節句ではありますが、子どもの日として男女関係なく節句を祝います。

■一言アドバイス

雛人形の片づけは、天候にも気を付けて晴天の日を選ぶようにしましょう。

人形は湿気に弱いので、人形用の乾燥剤や防虫剤など忘れないようにしましょう。

 

初誕生

生まれてから満1歳になったお祝い行事です。

この1年間は親御さんにとってはとても感慨深い

ですよね。今では、子供の成長を喜び、

毎年誕生日のお祝いをしますが、昔は、満1歳の

初誕生のみ祝っていた特別な日だったのです。

■初誕生の祝い方

初誕生は、子どもがこれからも丈夫で成長するようにと願う行事で、立歩き始まるころに

つきやすい『邪霊』を追い払う意味もあります。

お餅をつき、祖父母など近親者を招いてお祝い宴を開きます。

儀式として、一升餅(紅白餅)を背負わせて歩かせる風習があり、丈夫で食べ物に

困らないようにとの思いが込められています。

そして『物選び』といって、将来に繋がる道具『筆、本、そろばん、財布等』を並べ、

どれを取るかで、子どもの将来を占う風習もあります。

■一言アドバイス

一升餅を背負わせるには重く背負いにくいので、小分けにしてリュックなどに

入れてあげるといいです。これも儀式ですので、無理に背負わせなくてもいいと思います。

でも、背負う姿は本当に可愛いですよ。

物選びの道具は、今では子供が興味を持つものでもいいです。

例えば『サッカーボール、野球道具』といったもの。

 

七五三

子どもの成長に最もなじみ深い儀式で、3歳の男女、

5歳の男の子、7歳の女の子の成長を祈って

お宮参りをする日です。その起源はさかのぼること

『室町時代』といわれています。

生まれてから無事に成長したことへの感謝を込めることと、これからの成長と幸せを

願う儀式が『七五三』なんです。

お参りの日は11月15日とされていますが、子どもの体調やご家族の都合などがあるので

15日にこだわる必要はないです。

■3歳の男女

「髪置(かみおき)の儀」といわれ、その昔は3歳までは髪を剃り伸ばすことはなかった

(理由は諸説あります)が、「髪を伸ばし始めていいよ」という意味の儀式です。

■男の子

5歳の男の子を祝います。初めて袴をはかせる『袴着の儀(はかまぎのぎ)』といい、

江戸時代から男の子に限定して行われています。

碁盤(ごばん)の上に立ち袴をはかせてもらい、縁起がいいとされる南の方角を向き

ぴょんと飛び降りる、こんなシーンを見たことはないですか?

「立派な大人になりますように」と願う儀式なんですね。

■女の子

7歳の女の子を祝います。『帯解きの儀』といわれ、子どもの頃の着物は帯を締めるのでなく、

着物についている『つけ紐』が使われていましたが、7歳になり大人と同じ帯締めの

着物を着用できることになります。

ちょっぴり大人になった気分を味わう年頃ですね。江戸時代ごろから女の子が行う行事

となりました。

■一言アドバイス

男の子3歳の七五三は行わない地域もあります。お住いの地域で事前に調べておきましょう。

神社へお参りの際『初穂料』をお納めするので準備しておきましょう。

コロナ禍、ピークを避けて行うようにすると、お参りや、そのあとの祝い膳や写真撮影もスムースに行えます。

※七五三にかかる費用の記事をこちらで紹介しています。

 

ここまで、生まれてから7歳になるまでのお祝い行事を紹介しましたがいかがでしたか。

子どもの成長に伴いお祝い行事はこれからも続きます。

その行事は、10歳の『十歳(ととせ)の祝い(二分の一成人式)』や

13歳の女子の厄年である『十三参り』などがあります。

子どもが健やかに丈夫に育つように願いを込めてお祝い行事をお行い、

子どもの成長を見守っていきましょう。

まとめ

赤ちゃんが生まれてからの1年間は行事などが目白押しで、初めてのお子さんの場合だと

パパ・ママも大変ですね。でも、節目での伝統行事は記憶にも残りますね。

伝統に沿って行うご家族や、現在風に簡略して行うご家族も少なくないですね。

どちらも子供を思う気持ちは変わるものではありません。

お祝い行事は、子どもが健やかに成長していく姿を見守り感謝する機会にもなるので、

無理のない範囲で、こどもの伝統的な行事『お祝い行事』を行ってみてください。

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