「子供が嘘をつく」「子供の嘘にはどう対応するのが正解?」
子育ては終わりがなく、悩みが尽きませんよね。
子供は小学生にもなると、平気で嘘をつきます。早い子だと、
幼稚園に上がる前から噓をつき始めます。
結論からいうと、子供が噓をつくのは、親の子供との接し方に問題があるからです。
子供がこれ以上噓をつかなくても済む雰囲気づくりが必要です。
自分が子供だった時のことを思い浮かべてみると、分かりやすいですよ。
今回の記事では、「子供が噓をつく理由と心理」や、「嘘をつく子供との接し方」を
ご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください!
子供が嘘をつく理由と心理
私には未就学の娘と、身近に小学生で8歳の甥っ子がおり、彼らと接する中で
学べることがたくさんあります。
いち主婦としては、「子供は噓をつくもの」だし、(大人も生活するうえで、
誰しも多少の嘘をついている)対応の仕方に「正解も不正解もない」と思っています。
でも「最善策」はあるはず!
まず、子供が嘘をつく理由や心理を以下にまとめてみました。
□子供が嘘をつく理由と心理
・怒られたくないから
・自分を守るため
・思いやりからでる嘘
・周りの気を引くため
・嘘をついているという意識がない
何かに失敗したときや、よくないことをしてしまったとき、
大人から厳しく叱られた経験がある子供は、「正直に話すと怒られる」と
感じていることが多いようです。
また、小学生にもなると、「自分を守るための嘘」が多くなります。
未熟ながら、失敗を隠し、つじつまを合わせようとします。
「学校でいじめられているけれど、そのことを話したらさらにいじめが
ひどくなるかもしれないし、親に心配もかけたくない」だから、
「友達もたくさんいて学校は楽しい」と親に噓をつく、という類いのものもあります。
相手を思いやる気持ちから、嬉しくなくても「嬉しい」、楽しくなくても「楽しい」と
噓をつくことも。これは大人でもありますよね。
または、元気なのに「おなかがいたい」「学校を休みたい」など、親の気を引くために
嘘をついたりすることもあるでしょう。
そもそも噓をついている意識さえない場合もあります。
嘘をつく子供との接し方
大事なことは、「叱らないこと」です。
子供は失敗しながら成長していくものです。失敗するたびに厳しく叱っていたら、
子供は成長できないどころか、自分を守るためにさらに嘘をつくようになります。
□嘘をつく子供との接し方
子供が嘘をついたとき、頭ごなしに叱って、子供を追い込むことは逆効果です。
まず「どうしたの?」「何があったの?」と優しく聞いてみましょう。
感情的に叱るのではなく、冷静に「これをこうするとこうなるから、次からはやめようね」
「嘘をつかれて悲しかったよ」「正直に言ってくれてうれしい」と素直に伝えてみたり、
「次にこういうことがあったら、どうしたらいいと思う?」とお子さんの気持ちを
聞いてみるのもいいですね。
お子さんはきちんと話し合いができたという経験から、「本当のことを言っても怒られないかも」と感じることができたら、嘘をつく必要がなくなります。
また、家庭環境がよくない場合も嘘をつく子供が多いように感じます。
夫婦仲が悪いと、家族として機能していなかったり、子供へ目が行き届いていなかったり、
ということがあります。
子供ときちんと向き合えていない家庭の子供は、孤独や不安を感じやすくなり、
親の気を引くために嘘をつくようになりやすいです。
お子さんの自立を見守りながら、「困ったときはいつでも味方になるよ」と
普段から伝えておくと、「自分には見守ってくれている人がいる」
「困ったときは人に頼ってもいいんだ」と安心できて、素直に本当のことを
話してくれるようになるはずです。
まとめ
今回の記事では、「子供が嘘をつく理由や心理」や、「嘘をつく子供との接し方」などを
ご紹介いたしました。いかがでしたか?
子供が嘘をつく理由と心理をまとめてみると…
・怒られたくないから
・自分を守るため
・思いやりからでる嘘
・周りの気を引くため
・嘘をついているという意識がない
子供が嘘をついた理由も考えず叱り続けていると、子供は怒られないようにするために、
さらに噓をつきます。
子供が嘘をつくのは当たり前!
大事なことは、「嘘に対して叱ったり謝らせたりすること」ではなく、
「これ以上の嘘をつかせないように、子どもの素直さを育てること」です。
そのために、普段から、お子さんが本当のことを言える雰囲気づくりを
してあげることが必要です。子供の失敗に対して頭ごなしに怒るのではなく、
余裕をもって冷静に、「次はこうしてみようね」と優しく伝えてあげましょう。
叱るのではなく、解決策を伝えるようにするだけで、子供は失敗しても隠さず、
素直に親に話すようになり、嘘をつく必要がなくなります。結果、嘘をつかない
子供になるのです!
まず子供との向き合い方を見直してみませんか?