モロヘイヤに毒 普段食べてるけどどの部分が危ないの?

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「モロヘイヤ」といえば、栄養価がひときわ高く、夏を感じる野菜。

我が家でも毎年夏になると食卓に並びます。

 

モロヘイヤはスーパーでも買えるけれど、家庭菜園で育てるのも楽しい!

でも実は、モロヘイヤには「毒性」があり、食べられる部分と、そうでない部分があります。

 

家庭菜園などで自分で育てて食べる場合は、注意が必要な野菜なのです。

 

今回の記事では、家庭菜園で育てるモロヘイヤの特徴や注意点をまとめてみました。

 

 

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家庭菜園のモロヘイヤ 食べていい部分 食べちゃダメな部分

まず、スーパーなどで出回っているものは、「収穫期」に収穫されたものしか

陳列されていないので、安心して食べられます。

 

一方で、家庭菜園で育てて食べる場合、収穫時に注意すべきポイントがあります。

 

モロヘイヤは、基本的に若くて柔らかい葉の部分を食用にします。

変色しているものや、しなびているものは鮮度が落ちているので食べないように。

 

□食べられる部分・食べられない部分

収穫期の茎・葉には毒性がないので、安心して食べられます。

 

以下の状態のものはモロヘイヤの毒性がある部分です。絶対に食べないで!

・新芽が出てから収穫期を迎える前までの「若葉」

・収穫期を終えて成熟している「茎」「種子」「鞘」

 

□若葉の見分け方

種から芽を出したばかりの状態の若葉に毒性が含まれています。新芽が出てからしっかり成長させたものなら安心。

 

□モロヘイヤの毒性と症状

モロヘイヤは、少し収穫期を過ぎる黄色くて小さな花が咲きます。

花やつぼみに毒性はなく、その後乾燥して種になることで、毒が発生します。

 

モロヘイヤの種子や、鞘、若葉には強心作用(心筋の収縮力を高める働きのある成分)が

含まれています。

 

時期を間違えて収穫したものを少量でも口にしてしまうと、めまいや動機、吐き気などの

症状が見られ、場合によっては心不全を引き起こすこともあるといわれています。

 

 

実はモロヘイヤって栄養満点!!

モロヘイヤには、アラビア語で「王様だけのモノ」という意味があります。

「古代エジプトで難病にかかっていた王様が、モロヘイヤのスープを飲んだところ、

薬では治らなかった病が治った」といった伝説もあるほど、栄養価が高いのです!

 

□モロヘイヤの栄養価

・βカロテン

モロヘイヤには、にんじんやほうれん草、春菊をも上回る量のβカロテンが含まれています。

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動脈硬化や心筋梗塞など生活習慣病を予防し、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きもあり、

それらを合わせて免疫力を高める働きも。

 

・ビタミンA・C・E

ビタミンには、抗酸化作用によって、免疫力を高める働きがあり、風邪やインフルエンザなど、

多くの病気の予防や症状の軽減、またアンチエイジング効果にもつながることが期待できます。

 

・ミネラル

カルシウム、カリウム、鉄など、ミネラル分がたくさん含まれています。

ストレスを和らげ、イライラを抑える働きも。骨粗しょう症予防効果も期待できます。

 

・食物繊維

食物繊維には血糖値の上昇を抑えたり、血液中のコレステロール濃度を下げる働きがあり、

糖尿病などの生活習慣病予防の効果があるとされています。

また、腸内環境を整えることで、便通が改善し、美容の面でも効果が期待できます。

 

□モロヘイヤは夏にぴったり!

モロヘイヤはスーパーでもお手頃な値段で買えて、さっとゆでて醬油をかけるだけで、

おいしいおひたしが作れます。

ほかにも、納豆和え、炒めもの、てんぷら、スープ、みそ汁など、簡単なメニューもたくさん。

「あともう一品ほしい」というときに手軽に作れるところもいいですね。

さらに、刻むと粘りがでて、のどごしもよくなります。

 

モロヘイヤを加熱して食べる場合、生で食べる場合より栄養成分は減ってしまいますが、加熱時間を短くすることで、栄養成分をあまり逃さず調理できますよ。

 

胃にも優しく消化もしやすいので、食欲のない夏の栄養補給にぴったりですね。

 

 

まとめ

今回の記事では、家庭菜園で育てるモロヘイヤについて、特徴や注意点をまとめてみました。

いかがでしたか?

 

モロヘイヤはビタミンや葉酸などたくさんの栄養素をバランスよく含んでいて、

生活習慣病やアンチエイジング、ストレス緩和など、男性にも女性にもうれしい効果が期待できます。

 

でもモロヘイヤは家庭菜園で育てて食べるなら、その「毒性」に注意が必要です。

・収穫期の葉や茎は基本的に安全だけど、収穫期前後のものには毒性が含まれている場合がある

・モロヘイヤは収穫期を過ぎたころに花が咲き、乾燥して鞘の中に種ができると、毒が発生する

・モロヘイヤの種と種を覆っている鞘に強い毒性があり、食べると毒の症状が出る

・スーパーなどで販売されているものは安全に食べられる

 

こうして考えてみると、家庭菜園でモロヘイヤを育てている人も、「今まであまり考えず食べていたけれど、食べるのがちょっとこわい…」なんて思ってしまうかもしれません。

 

でも、モロヘイヤ自体には栄養がたっぷり!安全に食べて、パワーチャージしちゃいましょう!

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