なんとなく部屋の空気が湿気ている感じがする。ときどき
カビの臭いがすることがある。
けれども、どうすればよいのか、よくわからない。
と困っていませんか?
部屋の湿気は、壁や床、また衣類をカビさせることに
なります。カビをそのままにしておくと壁紙の交換や、
衣類が使えなくなり、お金がかかる場合があります。
もっとひどい場合には、カビによって感染や中毒、免疫
反応によるアレルギーなど、あなたの健康も害する可能性
があるんです。
カビを増やす元である部屋の湿気は、少し注意するだけで、
改善できます。
この記事では、部屋の湿気対策をご紹介します。
部屋の湿気からくるカビを発生させない湿気対策
- 換気をする
室内にこもっている余分な湿気を除去するためには、
部屋の換気が効果的です。
換気の際には、部屋の2か所に空気の出入り口を
つくって換気しましょう。
キッチンや洗面所、浴室などは、水を使う場所でも
あり、湿気がこもりやすいので特に注意が必要です。
換気扇も使用して十分に換気しましょう。
- 室内の空気を循環させる
部屋の中には、空気が入れ替わりにくい部分があり
ます。
そうなると、換気しても十分空気が入れ替わらず、
湿気を含んだ空気が、その場所にとどまり続けること
になります。
風を送り室内の空気を循環させることで、湿気を
含んだ空気が溜まらないようにしましょう。
例えば、押し入れやクローゼットであれば、扇風機や
サーキュレータで風を送り、効率的に空気を循環
させれば、湿気がこもらなくなります。
また家具は、壁から少し離して置くことで、空気の
流れを確保でき、空気が循環しやすくなります。
- 結露をふき取る
窓枠や壁に結露ができていたら雑巾でサッと
一拭きし、余分な湿気が残らないようにしましょう。
窓枠についた結露は、カーテンを濡らすので、
カーテンをカビにする原因になります。
- 除湿機能を使う
今ではほとんどのエアコンには、除湿機能が付いて
います。
除湿機能を使うことで、部屋の余計な湿気を取り
除きましょう。
エアコンが無い部屋の場合、除湿器を設置することで
除湿ができます。
- 乾燥剤を使う
狭い空間、例えば押し入れ、タンスの中の場合には、
乾燥剤を使って除湿ができます。
最近では100均でも購入できるものもあるので、
試してみる価値はあります。
部屋の湿気がひどい 湿気はどこからくる?
湿度についての基礎知識を高めましょう。
空気中の湿度には、水分が含まれています。
その水分量は温度により決まっており、温度が高いほうが、
より多くの水分を含むことができます。
この空気中の湿気がカビを発生・増やすもとになります。
湿気は結露も発生させます。
空気は、温度が高いと多くの水分を保つことができますが、
逆に温度が低くなると水分を保てなくなります。
温度が(室内温度)が高い状態から低くなると、空気は
水分を保つことができなくなり、保てなくなった水分を
水滴にします。これが結露です。
結露の具体的な例としては、寒い日、サッシの窓枠につく
水滴があります。
これは、温かい部屋の空気が、室温よりも温度が低い窓枠
に触れ、部屋の空気に含まれた水分が水滴として窓枠に
ついたものです。
冷えたグラスの表面につく水滴も、同じように空気中の
水分がグラスの表面で結露したものですね。
この結露、窓枠だけではなく、壁や家具などでも発生
します。この結露により壁や家具の表面にカビが発生
してしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
部屋の湿気を対策するには空気中の余分な水分を取り
除くことがポイントです。
湿気は、壁や家具、衣類などをカビさせる原因になります。
カビがひどくなると壁(壁紙)や家具をダメにし、
さらにひどい場合、あなたの健康まで害する可能性が
あります。
ここで紹介した対策を行えば、空気中の余分な湿気を
取り除けるので、部屋の湿気やカビに困ることが
なくなります。
ぜひ、試してみてください。